ピートモスと黒髭藻発生の関係

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以前「黒髭藻とリン酸 短報」におけるコメントで書いた文を、記事として再度UPしときます。



「ピートモスを導入すると黒髭藻の発生が多くなる」という噂について、調べてみました。


ピートモスの成分は、原材料の産出された場所によって異なるようです。
参考: 王子木材緑化株式会社より
http://www.oji-ryokka.co.jp/peatmoss/about.html
http://www.oji-ryokka.co.jp/peatmoss/data01.html

これを見ると、N-P-Kは非常に少なく、有機物や腐食酸が大半。
よって、ピートモスの導入により変化するのは、

1、pHの低下
未調整のピートモスはpH3.2~4.6辺りなので、未調整のピートモスを水槽に導入した場合、水質の酸性化(pH低下)が起こると考えられます。
無論、中性に調整済みならpHは変化しません。

2、陽イオン濃度の安定化
ピートモスは、高い陽イオン交換機能(CEC)をもっているので、イオン濃度の変化を安定させることが期待できます。
陽イオン交換とは、陽イオン濃度が高いと陽イオンを吸着し、濃度が低くなると陽イオンを放出する働きです。
主な陽イオンとしては、N、NH4(アンモニア)、K、Ca、Mg、Fe等です。
ちなみに硝酸塩(NO3)とリン(PO4)は陰イオンなので、ピートモスによる影響は受けないです。つまり、ピートモスを導入することにより、硝酸塩とリン濃度が相対的に高くなる可能性が考えられます。
参考:楽しい高校科学より
http://www2.yamamura.ac.jp/chemistry/chapter1/lecture8/ion.html

3、腐食酸によるリンの可溶化
腐食酸はリンをキレート化し、可溶化します。
つまり、リンがソイルの土壌コロイドや腐食などに吸着されるのを防ぎ、植物や藻が吸収しやすい形にします。つまり、ピートモスを入れない場合に比べ、リン濃度が高くなる可能性があります。
一方、上記にあるように腐食はリンを吸着してしまいます。よって、ピートモスに含まれる腐食と腐食酸、どちらの効果が大きいかでリンの可溶化度が異なってきます。


以上。
1や3は効果不明として、2を見る限り・・・

ピートモスを導入し、かつ水換えが不適切な場合、硝酸とリン濃度が高くなるかもしれません。

この場合、「窒素依存説」と定説の「リン依存説」、どちらにおいても黒髭藻が増えやすい環境に陥りやすいと考えられます・・・推測ですけど。

まぁ、適切に水換えしてたら問題ないはずですけどね(^^A。
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2012/10/23(火) 12:18:15 |
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